簡単なようで難しい? 東京オリンピックのプレイブック初版で示された禁止事項とは。

2020年開催予定であった東京オリンピック・パラリンピック。

The New York Timesより

しかし、新型コロナウイルスのパンデミックにより開催が2021年へ延期。
そして今年…
オリンピックは7月23日、パラリンピックは8月24日に開幕される予定です。

開催国の日本では1月に発令されていた緊急事態宣言が10都府県で延長となるなど、世界中の国々と同様に現在も新型コロナウイルスによる影響が続いています。
そのような中、今週水曜日に国際オリンピック委員会(IOC)国際パラリンピック委員会(IPC)東京オリンピック・パラリンピック組織委員会より東京オリンピックのプレイブック初版が公表されました。

Olympicsより

今回の初版は国際競技団体のメンバーと審判などのテクニカルオフィシャル向けとの事ですが、中には応援する一般の人達にも該当する内容が含まれているようなので気になりました。

その内容について、メディアなどでも特に取り上げられていたのが東京オリンピックにおける「禁止事項」について。

KTLA 5 Newsより

プレイブックでは、ハグ、握手、ハイファイブ(日本で使われている「ハイタッチ」という言葉は和製英語です)を含む身体的接触を避けるよう求めています。

NBC NEWSより

またアスリートの応援においては「拍手」で行うようにとされ、「応援コール」や「応援歌」などは自粛するようにとの事。

Olympics「プレイブック初版」より

「ニッポン チャ!チャ!チャ!」も出来ません…(T△T)
特に多くの人が集まる場所においては、マスクを着用していたとしても大きな声を出す事で飛沫飛散による感染リスクが高まりますから、大会が安全に開催されるためにもこれらの自粛を求める事について反対する理由はありません。
ですが、「声援を送る」という当たり前の事が出来ない事はやはり寂しく感じます。
スポーツ観戦においてエキサイトすれば、意識しなくとも声援を送ったり思わず大きな声を出してしまう事もあるでしょうから、これが拍手だけで応援となると「大きな声を出さないように!」と意識しなければ難しいかもしれないですね。

この事を報じていたローカル番組では、「応援は拍手で行う」という部分だけをやたらフォーカスしてジョークまじりにイジっていましたが、これがコロナ禍における新しいスタイルであるとしてサポートして頂いたのかもしれません。

私自身、改装前の国立競技場で行われた大会で競技をした事がありますが、他のどの会場で競技をするよりも特別なものを感じました。
そして、客席や街頭などからの声援は選手にとって大きな励みになります。
また選手のコンディションはとてもセンシティブで、大会延期などを含めたストレスなど心理状態によっても大きく左右されます。
東京オリンピックでは応援の形も制限され、これまでとは雰囲気の異なる大会となりそうですが、どうかそれまでにはコロナ禍が収束し安心して開催できる環境でありますよう。

東京上空…

羽田から金沢へ向かう機内より。(2013年撮影)

そこで生活していると日々の出来事が当たり前に感じ気が付かない事も沢山ありましたが、これだけの大都市でありながら安全に生活が出来る東京の素晴らしさ…
日本を誇りに思います。

一方アメリカでは今週末、Super Bowl Sunday!
先週の金曜日にLAカウンティのレストラン屋外飲食が再開となりましたが、店内でのTVやスクリーンによる番組放送は禁止とされているため、大きなスクリーン等を要するレストランはこのビッグイベントを放映出来ないジレンマもあると思います。
やはりスポーツ観戦は、皆で応援し気持ちを共有する事が楽しいです。
ですがStay at Home Orderが解除となった途端に、あたかもコロナ禍が終息したかのような振る舞いをされている人も多く見掛けますので、まだこのような制限が無ければ感染拡大を防ぐ事は難しいのかなとも思います…

【おまけ】
今日のおやつ。

焼きそばをおかずに白米を食します♪

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