再び起きたPanic Buy!? 今日から始まった陸路国境通過者へのワクチン接種義務化。深刻化する物流の停滞と経済への影響。

今週半ば、食料品の買出しに近所のグロサリーストアーへ行くと予期せぬ事態が…

スッカスカの缶飲料陳列棚。


シリアル類の陳列棚も。


カップラーメンや缶詰類の陳列棚も。


更には冷凍食品も、えげつない程スッカスカ。


OMG…
そしてとどめは、ティッシュペーパーやトイレットペーパー等のPaper Products!
紙で尻を拭けなくなる日が来てしまうのだろうか…(-ζ-;)


キャッシャー前は大混雑で、もはや忘れられたソーシャルディスタンス。

蘇るパンデミック当初のトラウマ…

たまたま在庫切れだったのか、それとも何かあったのかと不思議に思い調べてみると…

Opera Newsより

どうやらたまたまでは無いようで、全米でこうした傾向にあるという事が報じられていました。

nprの記事によれば、今回の品不足が引き起こされている理由として、既に労働者不足である事に加えて、オミクロン株の感染拡大により従業員が不在となる事で食品の生産や製造、出荷、流通に影響を与えている事。
品物を輸送するトラック運転手不足、そして悪天候や気候変動による作物生産への影響などを挙げています。

その中でもトラック運転手不足は物流に大きな影響を与えると共に、品物が消費者へ届かない事でPanic Buyなどの混乱を引き起こす可能性が懸念されます。

そうした中、今日1月22日よりCOVID-19ワクチン未接種のカナダ、メキシコからのトラック運転手はアメリカへの陸路国境を通過出来なくなります。

FREIGHT WAVESより

この措置は陸路だけではなく、港やフェリーターミナルから入国する場合においても同様で、トラック運転手のみならず米国以外の全ての人はワクチン接種証明の提示が必要とされます。

United States Department of Homeland Security Websiteより

なおHomeland Security(アメリカ合衆国国土安全保障省)のWebsite内の記載内容よれば、この措置は米国市民、合法的な永住者、または米国国民には適用されないとしています。

United States Department of Homeland Security Websiteより

隣国カナダでは、アメリカからの陸路国境通過に対し1月15日より既に同様の措置を行っており、それに対しトラック運転手によるワクチン接種義務化への抗議デモが起きています。

CDL LIFEより

私達の経済的代償を考えると、多くの時間をトラックの中で1人で過ごしているトラック運転手へワクチン接種を強制する事に、どれほどの意味があるのか疑問に感じなくもありません。

アメリカの食料価格は昨年12月に6.3%上昇し、過去10年間で最高となっています…
全ての人が幸せで豊かな暮らしが出来る、そんな世の中を誰もが望んでいるはずです。

ペットフード等も品薄となっていると聞きますが、いざとなれば手作りするから安心してね。

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