アメリカでは、6月から8月が引越しの繁忙期と言われています。
普段から歩道などに放置された大量のゴミを目にする事がありますが、引越しシーズンともなるとゴミの捨て方も更に大胆になります。
自由の国アメリカ、大規模な断捨離。
この中に、ときめく物は1つも無いようです。
太っ腹な方々による「FREE」の品々。
引越しシーズンに関わらず、よく見掛ける光景です。
トランポリン!
アメリカのご家庭では、お庭にトランポリンが設置されている事も珍しくありません。
こんなに状態の良いカウチも。
ここまで状態が良いと、もはや争奪戦です。
そして、大胆にも台所家具一式。
ジェネレーターがあれば、今日からここで生活できそうです。
そして、こんな大量の家具たちも、数日後には消えている怪奇現象があちこちで発生します。
ところで、日本では引越しと言えば引越し業者に依頼するのが一般的だと思いますが、
アメリカではピックアップトラックや中型のトラック等をレンタルして、業者に頼らず個人で荷物を運搬し引越しをする事が日本に比べかなり一般的のように感じます。
特にU-Haulのレンタルトラックは、引越しの際に利用される方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、私自身とても気になっていたのがU-Haulの車輛のライセンスプレート…
「アリゾナ」のプレート以外、見掛けた事がありません。
実際、アメリカ本土48州とカナダにある全ての法人所有のU-Haulのレンタル車輛には、アリゾナのライセンスプレートが装着されているとの事。
U-Haulの本社はアリゾナ州フェニックスですので、税金なども含めたファイナンシャル上の事情などから、本社のあるアリゾナ州で車輛登録されている事が理由の1つのようです。
しかし、なぜU-Haulが国内の他州や国境を跨いだカナダで、アリゾナのライセンスプレートの登録が可能なのかが気になります…
それはU-Haulが、隣接するアメリカとカナダの州の間の登録互恵協定であるInternational Registration Plan(国際登録計画)に登録している事により、所有している車輛を1つの州で登録できるためで、登録されたライセンスプレートには配分されたナンバーが記載されているそうです。
確かによく見ると…
ランニング中にお見掛けしたU-Haulトラックのライセンスプレートには、その右下に配分されたプレートである事が分かる「APPORTIONED」が記載されていました。
ちなみに、プレートが配分されていないアラスカとハワイのU-Haulはアリゾナのライセンスプレートでの登録ではないとの事。
また車輛がU-Haul法人ではなくフランチャイズ店によって所有されている場合は、ローカルのライセンスプレートで登録される可能性があるそうです。
ローカルプレートのU-Haul車輛、いつかお目に掛かりたいです。
嗚呼、自由の国アメリカの大胆なゴミ投棄。
その孤独な佇まいに、哀愁を感じずにはいられません…