9月も終わりに近付くと、日が暮れるのも随分早くなり少し淋しくも感じます…
そうした中…
今週月曜日9月20日に、ホワイトハウスより外国人渡航者のアメリカ入国に関する新しい方針が発表されました。
KTLA 5 News より
11月より、アメリカに空路で入国する外国人渡航者に対し「新型コロナウイルスのワクチン接種完了を義務付ける」とするものです。
CNBCの記事によれば、アメリカ行きフライト搭乗前に「ワクチン接種の証明」、及びフライト日から72時間以内に行われた「COVID検査の陰性証明」、この両方を提示する事が義務付けられます。
現在アメリカでは、過去14日間に英国、欧州、インド、ブラジルなどに滞在歴のある渡航者の直接入国が禁止されていますが (米国市民と米国永住者は対象外)、今回の発表でこれらの国々からの旅行者でもワクチンを完全に接種していればアメリカへの入国が可能となり、入国制限が緩和されるとしています。
ですが…
日本を含むこれまで入国が禁止されていなかった国々の旅行者にとっては、ワクチンを接種していなければアメリカへの入国を拒否される事になり、逆に制限拡大となります。
ワクチンを接種していれば何も問題無い事だと考える人も多いと思うのですが、健康上または様々な理由によりワクチン接種を受けていない人も多く、そうした中で気になるのは、ワクチン接種を受けていない在米外国人のアメリカ再入国についてだと思うのです。
これについてCBS NEWSの記事では、米国市民と米国永住者においてはワクチン接種を終えていなくても再入国が可能である事が記載されています。
CBS NEWSより
引き続き空路での再入国は可能ですが、アメリカへのフライトの搭乗24時間以内と、帰国後24時間以内の両方ともCOVID検査を受ける必要があり、ワクチン接種を終えていない米国市民と米国永住者に対する検査規則を厳しくするとしています。
以前のように、誰もが自由に空の旅を楽しめる日は訪れるのでしょうか…
アメリカ国内においても、公共屋内施設利用時のワクチン接種証明の提示義務化や、職場におけるワクチン接種義務化への動きが拡がっています。
しかしこうした事を抵抗無く受け入れてしまえば、のちにワクチンに限らず様々な事を「義務化」とし強制される事が容易となる環境造りを、私達が後押ししてしまう事になりはしないでしょうか…